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<投稿記事> こはるのライブ日記
~Our age comes riding on a CIRCUS ELEPHANT
2009/06/14 頭脳警察@京都拾得 †14日は京都。 『響』のヴォーカルのお兄さん、近頃、ファッションにこだわっているわりには、カーキー色の響Tシャツにシャツを羽織るというシンプル、というか手抜き衣装。ギターのお兄さんはいつもの赤い制服です。 お兄さん1曲目はサム・クックから。いいなぁ、サム・クック。お兄さんの顔がまたこれが、なんと言ったらいいんでしょう。柔和とも朗らかとも違う優しい笑顔。まるで、菩薩です。 2曲目は響でこそ一番安定感のある演奏で「ネフードの風」。 ところが、この水分補給があとでとんでもないハプニングを引き起こすのです。これは超、超、超レアですよ。 このとき水を飲むPANTA、勢いあまってエフェクターに水を少しこぼしてしまいました。 3曲目、久しぶりの「瓦斯」。歌詞カードあれど、歌詞間違え1回目。 4曲目「巌の上にも」。どっちに振るか(ZKか陽炎か)ってまだ言ってますが、これはもうZKで決まりでしょう。だって、「サーカス」のつづきみたいな曲でしょ。 5曲目はゲルニカ。イントロ長い。 始まって2,3曲目に「暑い?」って客席に訊いて、「オレたちが暑いのは当たり前だけど」って、それから さて、話が逸れましたが、手を眼の上にかざして、客席を眺め渡し、「これこそ老若男女だね」と嬉しそうなPANTAでしたが、ホントにこの日の客席は若いお嬢さんからおばあちゃままで。うん、さすが古都京都、層が厚いです。 で、そんな客層ですから、「オリーブ」のアルバム紹介もしっかりと(?) オリーブはツアー終わってから磨きがかかってるというか、深くなってる気がします。モチロン、ツアーでさんざん歌いこんでるっていうのもありますが、2年寝かせて熟成してきた感じですね。 オープニングアクト最後の曲は、またまた長いです。プラハ演ったから、これはないのかなぁと思ってたら、ちゃんとありました。「ライラのバラード」京都効果でしょうか? で、ここで、何が起こったのか実は私には正確にはわかりませんが、とにかく、あの水をこぼしたことが原因でPANTAーのギターの音が狂っちゃって、最初は演奏の手を止めて、ギターを抱えて歌いだし、それから、何を思ったか、マイクをスタンドから外し、ハンドマイクで歌いだしました! さらに!これだけでは終わりませんでした! 手拍子! で、ここで発見しました。 モチロン、陽炎ではないので、あんな派手なアクションにはなりませんが、身体が動く瞬間はやっぱりこれはHAL。そこにトキメクわけですね。『林儒ニュース』のキレ、健在です! 同一人物だから当然だろう!と突っ込まれそうですが、このハプニングの場面だけでなく、いろんなPANTAがいて、それがぜ~んぶ一人のPANTAなんだなぁ、と、本編の頭脳警察が始まって、一層、その思いを強くしたのです。 赤の時代も、青の時代も、白の時代も、はるの時代も、ぜーんぶ、否定することも捨てることもなく飲み込んで、それを混沌の中に放置するのではなく、きちんと言葉にし、受け止めなきゃ自分を納得させられないPANTAは大変だなぁ、と思うけど、そういう人なのよね。 とかなんとか感じながら、前進するというお約束をちゃんと守ってくれているPANTAは素敵なお兄さんなのです。 以上で、前座『響』終了。 予想通り、左Tシャツに衣装を替え、PANTA登場。TAKUMIさんはチェTシャツ、なんですが、私の席からはPANTAの譜面台に隠れて、チェの目しか見えません。TOSHIに至っては、頭のてっぺんの淋しい部分しか見えないという始末。これはちょっと笑えます。 まぁ、そういうわけで、TOSHIのファッションチェックはできませんでしたが、怪しいメガネの三人組ではあります。 セットチェンジの間も置かれたままの椅子2脚。昨日の奈良での私のお願いが届いたのか届かなかったのか、今日の頭脳警察は座って開始です。 そりゃ、立った方がロックぽくってカッコイイのは間違いありませんが、絵的にも安定感があるでしょうが、ここは私、見てくれよりも実を取ります。 とはいえ、その私の説を裏切るように、この日のPANTAは、昨年2月の横浜でもそうでしたが、座っているのがもどかしいかのように、椅子から何度も滑り落ちながら、それでも座りなおし、まことに忙しい演奏ではありました。 1曲目は昨日と同じ、ランボー。「ジュテーム」はなし。TAKUMIさんのフレンチがなんとも味わい深い佳曲であります。 2曲目「ふざけるんじゃねえよ」このへんよく覚えていません。 2曲目から、エキサイトし、立ち上がってオリジナリティ溢れるダンスで感動を表現する京都ベイビーに対し、「いいノリしてるねぇ」とご満悦のPANTAさん。でも、「後の迷惑にならないようにね」と釘を刺すことも忘れません。そういうおじさんです。 不連続線の話をちょこっとして、「落ち葉」完全版。この日は科白というか、朗読入りが多い。この辺、崔洋一効果でしょうか。 それにしても、悪の大親分というのは、フツー大御所の俳優さんがやるパート。なんでPANTAがキャスティングされたのでしょうか? ちょっと脱線ばかりしていますが、 でも、PANTAはMC少な目でしたよ。会場の時間の制約もあるんでしょうけど、喋りは少なめ、曲をたっぷり。理想的です。 次は、奈良のセットリストに入っていながら、演らなかった「PEOPLE」。そして間髪いれず、「オリオン頌歌」。京都という土地柄もあるんでしょうか、「赤軍兵士の歌」。ふと見ると、会場の隅っこで赤いおじさまが大はしゃぎです、可愛い。 目の前に冷たく凍えた風景が広がって、これはブレヒトというより、PANTAのヴォーカルの力だなぁ…と、この曲を聴くたびに思う私です。この曲は芸術が、という言葉がお気に召さなければ、銃ではないものが、武力を超えることの証左ではあるまいか、と思います。何度でも聴きたい曲。 さて次は「お前と別れたい」 「間際に放て」これはバンドの方が、ドラムが入ったほうが、というか、立ってやった方がカッコイイのは当然でしょうか。 心斎橋の「間際」が忘れられない私… この曲のときだったかな、弦が切れたの。「うるさい」発言もこのときだったかもしれない。 「七月のムスターファ」。奈良のムスターファMCが完璧だったのに比べ、曲紹介は短縮しすぎバージョンでしたが、演奏&歌は力入りっぱなし。 とにかく、すご~いパワフルでした。弦の1本や2本、切れるというものです。 「サーカス」は朗読入り。2月より格段にこなれてました。血みどろの憎悪のような寺山の詩に続いて、この曲が歌われると、この曲の持つ「希望」と「覚悟」の重さと潔さがより一層響いてきます。響バージョンはずっとこれでいってください。 アンコールは、皆様お待ちかねの「エレキで立ってね!」スタイルです。ちょっとシェイプアップなさったPANTAさん、やっぱり立ったら、それだけでカッコいいわ。 さて、私はここでまた発見をしました! アンコール2曲面は「悪たれ小僧」定番です。 激しい曲でのけぞったアンコールその1の後、少し長めのインターバルがあり、アンコールその2はバラードです。 さぁ、そして、ほんとに最後の曲。 全速力で歌いきった満足感と素晴らしいオーディエンスへのリスペクトがPANTAを微笑ませるのでしょうか。 そういえば、2回目のアンコールで出てきたとき、物凄い客席からのコールに「バンドの掛け声だね」とご満悦のご様子。 さぁ、みなさん、関西に負けてはいられません。 きっと、その声はPANTAに届きます。 2009/02/21 頭脳警察@東京 初台DOORS †さっきまで、大福食べてたおじさんが… 鮮やかなオーラに包まれたロックンロールの天使になる。 リハーサルも長引き、10分押の18時40分開場。冷え込む初台DOORSの前には見知った顔と見慣れない顔の長い行列。 WHO ARE THE BRAIN POLICE 予感は的中! 途中ちょっと、しげるちゃんに持って行かれそうになったり(前衛劇団モータープール)ほんとに「間違いだらけの歌」になっちゃったりしましたが。「間際に放て」は2階席にはフェロモン届かず残念でしたが。 でもでも、MCもバランス良く、心斎橋のようなダラダラとも、仙台の超特急とも違い、ツボを押さえてました。ムスターファはやっぱりちょっと舌足らずだったけどね。 まぁ、お約束なんで(誰と約束したんだ!)衣装のレポートもしてみました。 陽炎の音も着実に進化してます。野音はまだ頭脳警察&陽炎だったし、心斎橋はちょっと綺麗すぎるかな、と思い、仙台でバンドの音になった!と思ったけど、東京では、頭脳警察本来の攻撃的で重い感じともう一つの側面である情緒的でドラマチックな面が鮮やかにまとまってきました。「万物流転」のツトム先生のイントロは綺麗だったなぁ。 なんだか、ホンモノのロックをたたきつけられた感じです。ロックってやっぱりこれだよ。 19歳のPANTAのヴォーカルの破壊的な美しさはもうないのかもしれないけど、40年の経験と身につけたスキルは決して贅肉じゃないんだ。 わたしはもうホントにPANTAの歌があれば、それでいい。 けれど、この2009年の頭脳警察。 こうなったら、とことん、地獄の果てまでついて行ってやる。 よし!追っかけ魂にまた火がついたよ! 2009/02/05 『再生の宴』響@新宿JAM †今まで観た中で一番カッコよかったです! 『再生の宴』は大袈裟だろう!と大口叩いた自分を反省しております。 一部前半は、ナチス、アジア、アラブと争いの歴史を俯瞰しながら「巖の上にも」で未来に希望をつなぎ、 そして、ちょっと予想外の「オリーブシリーズ」 「母への花束」はメイちゃんと彼女のお母さんへのサンキュウですね。通常のライブなら『レア曲』『サービス曲』として位置づけられそうだけど、この日はそれだけじゃないものを感じました。 それにしても、PANTAの歌って「母」が案外多い。この日は3曲もありますよ! あっ、そうそう。来年の60歳『還暦の宴』は赤いヘルメットと赤い防弾チョッキだそうです。 で、TOSHI登場。 そして、「不連続線」。これも歴史の1ページなんですね。この不連続線の曲って、地味かもしれないけど、グッとくる曲が多いと思いませんか。確かに時代を感じてしまうけど、私はこの稠密な感じが好きなんだ。 そして、そして、 「赤軍兵士」完全版です。 で、「万物流転」 はい。MCネタ。 でも、今日のPANTAはメチャクチャカッコよかったですよ というわけで、「本編」終了。 コンガがかたずけられていく… 死ぬほど好きな「旋律のプレリュード」をこのエレクトリック響で聴けるとは! 21日はきっと、さらに進化した頭脳警察が見られると確信した瞬間でした。 そして、再びセットチェンジ。 ライブ前半に「頭脳警察も響も(ゴチャゴチャになってきて)もう判らなくなってきた」みたいな発言がありましたが、その通り!PANTAはPANTAで、PANTAは頭脳警察なのです。 この日の「サーカス」は慈しみにあふれていましたね。命に対する敬意をこれほど深く表現できるシンガーを私は他に知らない。思い出しても泣きそうになる。 最後の曲は「さようなら世界夫人よ」 でも、私は思っていたんです。 いろんな意味といろんなメッセージを込めて歌われたすべての曲に感謝! おまけ・・・・・ |